介護士を目指すきっかけになった出来事を紹介させてもらいます。
介護に興味がある方の参考になれば嬉しいです!
なぜ介護の仕事をしようと思ったのか
高校3年生のとき、勉強もしておらず、家もお金がないので将来どうしようか悩んでいた。
その時、母方のおばあちゃんが昔に看護師をしていて介護士をしないか勧めてくれた。
それから何となく気になって職業診断テストをすると、福祉系があっていると出たので
「これだ!」
と思い、専門学校に自分で電話してオープンキャンパスに行ってみた。
以前学校の先生からは短大も勧められたが、私は専門学校で専門的に技術を学びたいと思いすぐに決めた!
(学費も専門学校のほうが安かったのもあるが…笑)
両親には介護士をしたいと相談してみたが、父は
「大変やし、中半端な気持ちやったら続かんで〜。やめとき。」
と言ったが、母は
「やりたいんやったらやってみたらいいんちゃうかな〜。」
と言ってくれた。
母の言葉もあり、専門学校の試験を受けに行った。
おばあちゃんの言葉
専門学校は実習が何度かあり、長いときには夏休みを使って1ヶ月間実習があった。
実習中は毎回レポートを書かなければならず、週に一回しか休みがなかった。
そして目まぐるしく忙しい現場で、指導してくださる職員の方の後ろを金魚のフンのように必死でついて回らないといけないような状態だった。
「こんなに実習するなら看護師のほうが給料も高いし、看護師にしといたら良かったわ〜。」
と一緒に住んでいた父方のおばあちゃんにぼそっと言うと、おばあちゃんは
「あんたが介護士するって決めたんやろ?
介護士はいい仕事やと思うで。最後まで頑張りなさい。」
と言ってくれた。
専門に通い始めたころ、おばあちゃんは調子を崩し、ご飯もあまり食べれずアイスクリームしか食べていないような状態だった。
それもあって介護士を目指しておばあちゃんの力になりたいと思っていた。
こんな事言うてたらあかんな!がんばらんと!
と思えた。
おばあちゃんの体調が悪化
20歳で無事に専門学校を卒業し、介護の仕事を始める。
仕事を始めて一年後、おばあちゃんは立つのがやっとな状態になり介護状態が続いていた。
その一ヶ月後、おばあちゃんは身体を崩し、肺炎で入院した。
ある朝7時に病院から来てくださいと電話があり、急いで家族と病院へ駆けつけた。
酸素吸入をつけ、苦しそうな表情をしているおばあちゃんがいた。
「おばあちゃん聞こえてる?」
声をかけると小さい声だが何度も声を出して答えてくれた。
その日の夕方、家族でおばあちゃんの好きなアイスクリームを食べようという話になり、一人で近くのスーパーへ家族分のアイスクリームを買いに行った。
帰ってくると待っていたかのように急変し、おばあちゃんは息を引き取った。
介護士を頑張れる理由
おばあちゃんが亡くなったあと、仕事でどんだけ辛くて逃げ出したいと思ったときでも
「あんたが介護士するって決めたんやろ?
介護士はいい仕事やと思うで。最後まで頑張りなさい。」
この言葉を思い出すと、
どんなときでもおばあちゃんが支えてくれるような気がして頑張れる。
私を支えてくれたり、期待してくれたおばあちゃんの為にも私は頑張り続けたいなと日々思っています。
そしておばあちゃんの優しさや想いを忘れず、頑張りたいと思います。
これが私の介護士をする理由です。
👇介護の仕事をしていて良かったと思える記事です。是非ご一緒にどうぞ。

